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瀟湘八景図 [茶道具]

「瀟湘八景図」………言わずと知れた唐物であるが…(信長の野望的には1等級のお約束ですが…)

足利義満・足利義政が蒐集した「東山御物(ひがしやまごぶつ)」でもあります。

ただ?ここで注意をしないといけないのは……「唐物」の「瀟湘八景図」と「和物」の「瀟湘八景図」とは別と言う事だと言う点。

そして、「唐物」の「瀟湘八景図」は、”玉澗”と言う人物の「瀟湘八景図」と”牧谿”と言う人物の「瀟湘八景図」の2つがあると言う事にも注意。

また……【瀟湘八景図】それ自体の”おさらい”として…

中国の洞庭湖に流れ込む「瀟川」「湘川」の周辺部を題材にして描かれた「絵」の事を指すとされ

①:瀟湘夜雨:瀟湘の上に、もの寂しく降る夜の雨をモチーフにして描かれたモノ
②:平沙落雁:秋の雁が鍵状になって、干潟に舞い降りてくる情景をモチーフにして描かれたモノ
③:烟寺晩鐘:夕霧に煙る中、遠くの寺より届く鐘の音を聞きながら迎える夜をモチーフにして描かれたモノ
④:山市晴嵐:山里が山霞に煙って見える情景を描かれたモノ
⑤:江天暮雪:日暮れの河の上に雪が舞い降りる風景をモチーフにして描かれたモノ
⑥:漁村夕照:うら寂しい漁村が夕焼けに染まる風景をモチーフにして描かれたモノ
⑦:洞庭秋月:洞庭湖に光る秋の月をモチーフにして描かれたモノ
⑧:遠浦帰帆:夕暮れに帆掛け舟が遠方から戻ってくる情景をモチーフにして描かれたモノ

の八つのテーマを題材にするとされる。

中国では、「宋迪」と言う人物が最初に描いたとされ…「王洪」、次に「玉澗」、「牧谿」と言う順に続きます

そして、足利義満により「牧谿の瀟湘八景図」を8つの分断して分割して表装をしなおします。
また、「玉澗の瀟湘八景図」は、足利義政により同じく8つに分断をされ、同じように分割をして表装をしなおします。(※この足利義政の分割の際の表装の裂が東山裂であったりします)

このうち、牧谿の瀟湘八景図は、「遠浦帰帆」(京都国立博物館)、「漁村夕照」(根津美術館)、「烟寺晩鐘」(畠山美術館)、「平沙落雁」(出光美術館)の4点が現存。
玉澗の瀟湘八景図は、「遠浦帰帆」(徳川美術館)、「洞庭秋月」、「山市晴嵐」(出光美術館)の3点が現存。

中国では、余り評価を受けなかった「水墨画」ではありましたが、日本では「唐物の最高峰」として高い評価を受ける(君台観左右帳記)に至った”瀟湘八景図”ではありますが……
色々と混乱をしそうな感じ(?)ではあるので、ちょっとした整理として…(・▽・)



タグ:牧谿 玉澗
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