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宋胡録 [茶器]

有名な香合である、”柿の蔕”……

まさに、”侘”っぽい艶を見せている香合ですが、「形物香合番付」の最上段前頭6段にも序せられている名品。(現地での”マンゴスチン”が日本で”柿の蔕”と見立てられている事にも注目)

タイのスコータイ朝期における、最盛期の国王であるラーマカムヘンの指導により作られたとも言われておりますが、名前の由来としては主な生産地である「サワンカローク」の音が日本風になったものと考えた方が素直でしょうか。

白地に鉄で彩色する感じでの絵付けをしますが…

その度合いの良いモノ?が、生産地であるタイよりも日本に多く存在している……と言う不思議さに、一つの縁を感じるところでもありますが……16世紀位にかけて残念ながら衰退をして行ってしまっているのは、スコータイ朝からアユタヤ朝への変移期と言う事も影響をしているのかと思いますが、輸出先であった日本や中国の鎖国政策や王朝交代期(明→清)も重なっていると言うのもあるのでしょう。

そもそもは”蒟醤(キンマ)”を入れるものとして作られたと言う宋胡録ですが、そう言う意味では、”呂宋壺”と同様に本来の目的とは違う指向で日本で珍重された“器”と言う事になるかと。

白地の鉄彩が、素朴な雰囲気を醸し出している宋胡録ですが、それはタイの生活に根差したモノゆえの力強さがそこにあるからかもしれませんね?
(タイ本国では17世紀以降、暫し焼かれておらず幻の陶器だったようですが、1965年ころから、再び作られている…との事です。)
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