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”砂糖”と茶菓子 [菓子]

日本の茶菓子の歴史を考えた時に…”砂糖の有無”と言う事は非常に大きな分岐点である事は周知のとおりだろう。

実際に砂糖が初めて日本に到来したのは…かの鑑真和上の来日時における“黒砂糖”と言う事になるが(孝謙天皇に献上)

日本では栽培技術や栽培地域に関する事も心許なく…本格的な生産の開始を待つ徳川吉宗の時代を待つまでは、もっぱら輸入でしか入らない”超貴重品”としての位置付けであった。

その後…南蛮菓子の到来などもあり…南蛮菓子への関心と同時に砂糖などの輸入も増えて行くが…まだまだ…南蛮菓子の後を追うと言う事で…砂糖の応用としては付け焼刃であったであろう。

そもそも……茶の湯に大きな影響を与える千利休の時分においては、まだまだ砂糖と菓子として認識をしていた…と言う事では無い事は、利休百会記における“果物”の存在などからも推察を出来るところだが、砂糖の持つ”刺激的”かつ”濃厚さ”甘さは、その後の日本の菓子文化に大きな影響を与えた事であろう。

今…茶菓子を観て…砂糖と無縁な茶菓子は殆ど無いと言えるだろうが…

だからこそ…でもあろうか…?

「茶菓子の甘みは柿を超えてはいけない」…と言う事も、逆に説得力を持つ…と思うのである。

”無制限”に使えるから使ってよい…と言う事は…”侘び””寂び”と言う事からも外れるだろうし……”人との交流”と言う本義からもずれるだろう。

あえて…”制約”を無理に課す必要も乏しいが…

お茶は、主客のせめぎ合い的な部分もある事を考えれば…その当事者との間での”範囲”で甘さを表現しても良いのだろう。

そこは”無制限”と“制限”との兼ね合いの中での

「甘いモノが好きな方には甘いモノ」
「甘いのが苦手な方には甘さを抑えたモノ」…

と言う“何時も通りの表現”にもなるが……”塩梅”と言う事でしょうか。

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